光の妖精たち3

Fairies of light

一人一人に思い入れのある映画ヒロインを自己流に作ってしまうのは僭越すぎる行為とは思いますが、芸能人の似顔を作るのが趣旨ではないし、後で肖像権などを持ち出されても面倒なので、あえて顔を女優に似せることにはこだわっていません。とはいえ、もっと可愛く(美人に)作れなかったか、という反省はあります。まだシリーズを始めたばかりの手さぐり状態で、発展途上な分野であることは否めません。

 

21.エメライン(青い珊瑚礁)


Emmeline Lestrange(The Blue Lagoon)

2018年発表 高さ30cm タント紙、ラシャ紙使用
船火事から脱出し、孤島にたどりついた少年少女の過酷なサバイバル生活と純粋な愛を描いた佳作。主演のブルック・シールズは当時美少女の代名詞でした。白人とはいえ長い孤島生活で日焼けしているはずなので、やや暗めの肌色の紙で作りました。
 

22.マリア(メトロポリス)

Maria(Metropolis)

2019年発表 高さ30cm タント紙、メタリック紙、和紙使用
1927年のドイツ映画。このシリーズの題材とした作品の中では最も古い映画です。
ブリギッテ・ヘルム演じる人の道を説く穢れのない娘マリアと、彼女の説得力と一体化して支配に利用しようとして作られたアンドロイドのマリア。モノクロ映画の雰囲気を出すために無彩色の紙だけで作ってあります。

33.ケイ(帰らざる河)

Key weston(River of No return)

2019年発表 高さ30cm タント紙、マーメイド、和紙使用
マリリン・モンロー扮するケイは酒場の歌手。そこでこのようにセクシーな衣装でギターを抱え歌うシーンもありますが、ストーリーの大半はゴールドラッシュで一攫千金を狙う男たちとのトラブルに巻き込まれたり筏で流されたりと、アクションにも体当たりで挑戦しています。このシリーズ、似顔にはこだわってないと書きましたが、このモンローだけはちょっと意識して顔を作りました。

24.ジェニー(ある愛の詩)

Jenny Barret(Love Story)

2019年発表 高さ20cm タント紙、マーメイド、和紙使用
ライアン・オニールとアリ・マッグローによる純愛映画。親の反対を押し切って結婚した二人ですが、白血病が妻を襲います。フランシス・レイのテーマ曲と「愛とは後悔しないこと」という台詞も流行りました。スケート場の客席に座るシーンですが、これだけ厚着して体の線が現れないフィギュアは逆に形を取りにくくて難しかったです。

25.ジョヴァンナ(ひまわり)

Giovanna(I Giresoli)

2020年制作 高さ30cm タント紙、和紙使用
イタリアの大女優ソフィア・ローレンの代表作。終戦後、行方のわからなくなった夫を求めて単身ソ連に向かう妻。しかしそこで彼女が見たのは広大なひまわり畑と、ソ連の地で所帯を持っている夫でした。そんなショックにもめげない強いヒロインを仁王立ちした姿で再現、ヒマワリをあしらいました。
 

26.マルジュ(太陽がいっぱい)

Marge(Plein Soleil)

2020年発表 高さ30cm タント紙、和紙使用
ヒロインのマリー・ラフォレよりも、主演のアラン・ドロンの出世作として有名な映画。貧乏な主人公は何かと大富豪の友人から冷酷に扱われ、ついに周到な計画の末友人を殺害して本人になりすまし、その恋人のマルジュまで財産とともに手に入れてしまいます。しかし衝撃的な結末が・・・作品はまだ平穏だった頃、海水浴へ出かける時のマルジュです。
 
 

27.ウェンディ(シャイニング)

Wendy Torrance(The Shining))

2020年発表 高さ40cm タント紙、レザック紙、和紙使用
ジャック・ニコルソンの怪演が光ったホラー映画。錯乱した彼はシェリー・デュバル扮する妻のウエンディを追い詰めます。幽霊ホテルのオカルトと、精神崩壊の科学的恐怖の2方向から怖がらせるホラー映画の金字塔です。作品は斧で扉を破壊し侵入しようとする夫におびえる名シーン。ドアと壁はスチレンボードを芯にして立てています。
 
   
   
   
 

 ギャラリー1へ

HOME
 

ギャラリー2へ

 
 

 ペーパーフィギュアトップへ